無人航空機2等学科試験を受けました。ドローンを操縦する為の国家資格試験、その学科試験です。問題50問、試験時間30分、8割正解で合格の試験です。
無人航空機2等学科試験の問題を振り返ってみると、
JULCの座学テキストを読めば8割は正答できると思います。しかし、難しい問題もありました。ドローンの飛行の原理だけでなく、飛行機やヘリコプターの事も問われました。少し例を挙げると、飛行機はエレベーターとラダー操作で旋回する事を問う問題や、ドローンとヘリコプターの飛ぶ仕組みの違いなどが見られ、テキストを読むだけでは対応できない問題も散見されました。しかし、100点を目指す試験ではありません。80点で合格です、逆を言うと20点間違えてもいいのです。10問までなら間違えてもいいのです。難しい問題は、とりあえず答えを選択して、次に進みました。事前に経験者から30分の試験時間は全く余裕がなく、ギリギリだったと聞いていました。とにかく次へ次へと進みました。そして50問すべてに解答して時間を見ると、残り6分でした。この時間を使って難しい問題や、迷った問題の再考に取り組みました。そして試験終了・・・
この学科試験にたどり着くまでの手続きなどを説明いたします。
①登録講習機関(JULC)に受講の申し込みを行います
DIPS2.0で技能証明の取得申請を行い、技能証明申請者番号の交付を受けます。この番号はとても重要です。この番号、受講中は度々必要になります。
話は前後しますが、事前にDIPS2.0のIDを取得する必要があります。パスワード入力も必要です。
②それから、登録講習機関で座学の受講となります。私は初めから「福岡中央教習所-JULC教習所」に決めていました。座学は1日で朝10時にスタートして、終了直後に卒業試験となります。全てが終了するのが午後6時でした。わかりやすく丁寧な講義でしたが、長時間の講義はさすがに疲れました。私の場合は先月にDJIスペシャリストの更新試験を受けたばかりだったので、ほとんどが復習で済みましたが、しかし国家資格となると、操縦者に求められるレベルの違いを感じました。
③卒業試験に合格したら、
日本海事協会のホームページから「無人航空機操縦士試験機関について」のバーナーをクリックして学科試験の申し込みを行います。DIPS2.0でもそうでしたが、ここでもログインIDとパスワードを設定する必要があります。私個人的にはこの設定が一番嫌いです・・・。それから自分が受ける試験(二等学科試験)の申し込みを行います。すると・・・
試験機関であるプロメトリックのULRが案内され、試験会場や日時の予約をします。その前にプロメトリックでもログインIDとパスワードを入力する必要があります。そして支払い方法(私の場合はカード情報)を入力すれば予約完了です。
さて本番の国家資格試験 その様子は・・・
試験会場は福岡市の中心の天神のビルの中、フロア全体がオンライン試験専用の部屋となっていました。
試験開始時刻は午後2時半で15分前には集合するように案内されていました。私は会場で復習がしたいと思い、集合時間の30分前に会場についたのですが、すでに受験者が4名いました。しかし皆が同じ試験を受けるわけではなく、それぞれの資格取得のためにここでオンライン試験を受けるのでした。入室直後、受付に案内されて運転免許証で本人確認、それからすべての持ち物をロッカーに仕舞うように指示を受けました。そうです、ここに着いたら復習する時間がないのです。簡単な説明の後、自分のロッカー番号と同じ番号のブースへ入ります。各ブースはパーテーションで遮られていました。そのブースは約60cm幅のテーブルにPCが一台、メモ帳とシャープペンシル。それだけです。そして、試験開始時刻の2時30分を待たずして、各自がPCの画面を操作して試験開始となりました。
30分後に試験終了となり、画面をクリックすれば即座に合否がわかります。今日一番緊張した瞬間でした。ドキドキしながらもクリック。画面に小さな文字が並び、その中から「合格」の文字を見つけました。前後の文章を落ち着いて読んで、合格を確信しました。
次は1月末に行われる実地試験です。2日間の講習後に試験があります。この試験に合格すれば二等無人航空機操縦士になれます。順調に行けば、春までに免許証を手にすることができるでしょう。頑張ります!
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